【6月13日 AFP】2016年リオデジャネイロ五輪の競泳男子400メートル自由形で金メダルを獲得したマック・ホートン(Mack Horton)が12日、オーストラリアの東京五輪代表選考会で同種目の出場権を逃した。レースは今季世界最高を記録したエライジャ・ウィニントン(Elijah Winnington)が優勝した。

 薬物違反歴のある孫楊(Yang Sun、ソン・ヨウ)をリオ五輪で破ったホートンは、2019年の第18回世界水泳選手権(18th FINA World Championships)では孫楊と同じ表彰台に立つことを拒んだ。

 今季苦戦する25歳のホートンは、過去1年では世界最速記録の一つとなる3分43秒92を記録したが、五輪に派遣される2枠には届かなかった。ホートンは300メートルまで首位を死守したが、ウィニントンは終盤伸びて3分42秒65を記録。2位には3分43秒27でジャック・マクラフリン(Jack McLoughlin)が入り五輪出場権を獲得した。

 400メートル自由形の出場権を逃したホートンだが、13日の200メートル自由形で東京行きを目指す。(c)AFP