【6月12日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間12日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は378万7127人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億7519万1840人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 11日には世界全体で新たに1万1196人の死亡と42万1800人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの4002人。次いでブラジル(2216人)、アルゼンチン(687人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに59万9180人が死亡、3343万7749人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は48万4235人、感染者数は1729万6118人。以降はインド(死者36万7081人、感染者2935万9155人)、メキシコ(死者22万9823人、感染者244万8820人)、ペルー(死者18万8100人、感染者199万8056人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの570人。次いでハンガリー(310人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(289人)、チェコ(282人)、北マケドニア(263人)となっている。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が120万3093人(感染3475万5943人)、欧州が114万9804人(感染5352万8953人)、米国・カナダが62万5061人(感染3483万7019人)、アジアが52万8232人(感染3814万7140人)、中東が14万5773人(感染886万3936人)、アフリカが13万4060人(感染500万8656人)、オセアニアが1104人(感染5万199人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP