【6月11日 AFP】スペインサッカー連盟(RFEF)は10日、欧州選手権(UEFA Euro 2020)の開幕が直前に迫る中、新型コロナウイルスの検査で陽性が確認されていた同国代表DFディエゴ・ジョレンテ(Diego Llorente)から陰性反応が出たと発表した。

 ジョレンテの陰性結果は、スペインが選手全員分のワクチン接種を準備する中で確認された。

 この結果、スペイン代表チーム内の陽性反応者はキャプテンのセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)だけとなった。

 RFEFは「6月9日水曜日に行われたPCR検査の結果は陰性だった。(火曜日に判明したジョレンテの結果は)偽陽性だったことが示唆される」と発表した。

 イングランド・プレミアリーグのリーズ・ユナイテッド(Leeds United)に所属する27歳のジョレンテは、マドリード郊外にあるラス・ロサス(Las Rozas)のキャンプ地を離脱していたが、さらなる検査で陰性が確認されれば、11日には合宿地に戻ることになるかもしれない。

 同国文化・スポーツ省の報道官はAFPに、選手たちのワクチン接種はラス・ロサスで11日の「午前10時から軍隊によって」行われると明かした。

 また、選手たちは米ファイザー(Pfizer)製の2回接種型ワクチンを受ける予定で、2回目は「一般的な間隔である数週間以内に施される」という。(c)AFP