【6月11日 AFP】サッカースコティッシュ・プレミアシップのセルティック(Celtic)は10日、Jリーグ1部(J1)の横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)を率いていたアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督を新指揮官に任命すると発表した。

 オーストラリア出身で55歳のポステコグルー監督はセルティックと12か月の契約にサインし、2月下旬にニール・レノン(Neil Lennon)前監督が辞任してから不在となっていた正指揮官に就任することになった。

 セルティックは発表文の中で「アンジェ・ポステコグルー氏の監督任命を発表できうれしく思う」と記した。

「アンジェはJリーグのタイトルをもたらした横浜F・マリノスからセルティックに加わる。かつては豪Aリーグでレギュラーシーズンを制し、チャンピオンシップでも優勝した」

 オーストラリア代表の指揮官として、2015年の第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)でチームに初優勝をもたらしたポステコグルー監督は、今回の就任をうれしく思うと語った。

 宿敵グラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)から覇権を奪回するという任務を託されたポステコグルー監督は、「私に与えられているこの機会はサッカー界で最も名誉なことの一つであり、偉大なサッカークラブを未来に導く責任を心から大切にしていく」と発表文の中で述べた。

「セルティックがビッグクラブでありしっかりとしたサッカー組織で、それ以上に本物の歴史や実体、信頼性、魂を兼ね備えていることに疑いはなく、世界のサッカー界で名門の一つだ」

 オーストラリア代表を率いて2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を指揮し、2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)では予選から本大会にまで導いたポステコグルー監督は、ファンを楽しませるだけでなく、セルティックを王座に導くという目標も成し遂げたいとコメントした。

「偉大なクラブがトップに返り咲けるよう全てを尽くす。それと同時に、ファンが楽しめるようなサッカーを見せる」

「ファンを楽しませたいし、勝利したい。それらが常に自らに課している目標であり、これから取り組み始めること」 (c)AFP