【6月11日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は376万4250人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億7435万990人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 9日には世界全体で新たに1万848人の死亡と42万7475人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの6148人。次いでブラジル(2723人)、米国(668人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに59万8765人が死亡、3341万4117人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は47万9515人、感染者数は1712万2877人。以降はインド(死者35万9676人、感染者2918万3121人)、メキシコ(死者22万9353人、感染者244万1866人)、ペルー(死者18万7479人、感染者199万1203人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの569人。次いでハンガリー(309人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(289人)、チェコ(282人)、北マケドニア(262人)となっている。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が119万3533人(感染3439万7187人)、欧州が114万7282人(感染5342万746人)、米国・カナダが62万4608人(感染3481万915人)、アジアが51万9007人(感染3788万3639人)、中東が14万5326人(感染882万1525人)、アフリカが13万3390人(感染496万6935人)、オセアニアが1104人(感染5万43人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP