【6月10日 CGTN Japanese】雲南(Yunnan)で北上するアジアゾウの群れに対応している省級指揮本部によりますと、8日午後5時から翌日午後5時にかけてゾウの群れは南西に向かって3.7キロ移動し、玉渓市(Yuxi)易門県(Yimen)の十街郷内にとどまり続けています。群れから離れた1頭は4日間単独で行動を続けており、8日午後6時30分に昆明市(Kunming)の南西部にある安寧市(Anning)に入り、南西部のはずれにある密林で活動しています。このゾウは群れから12キロ離れていますが、住民もゾウも無事です。

 ゾウの群れも単独行動しているゾウも危険であることから、指揮本部は、いずれも昆明市の南西部にある安寧、晋寧(Puning)や玉渓市易門県に設けられた現場指揮部に対して、「同調を保ち、密な連携を確保する」ことを求めています。現在、これら現場指揮部はゾウの群れの動向を注視し、移動ルートの特定に力を入れています。また、フェンスの設置や給餌、道路規制などを通じて、西南方向への誘導に最善を尽くしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News