【6月11日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)徳宏(Dehong)ダイ族チンポー族自治州盈江県(Yingjiang)の大盈江流域でこのほど、カワアジサシのつがいが今年2回目の飼育下繁殖に成功し、ヒナ2羽が無事孵化(ふか)した。前回と合わせ、このつがいから今年誕生したヒナは5羽になった。

 カワアジサシは中国の国家1級重点保護野生動物で、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでも絶滅危惧種に分類されており、ミャンマー国境に近い同県大盈江流域が主な生息地と子育ての場になっている。

 同省銅壁関省級自然保護区管理保護局盈江支局は、カワアジサシを順調に繁殖させるため、巣の周りに網囲いを設置し、監視活動を行うなどの措置を講じてきたという。(c)Xinhua News/AFPBB News