【6月10日 AFP】イタリア・セリエAのラツィオ(SS Lazio)は9日、チェルシー(Chelsea)やユベントス(Juventus)を指揮したマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)氏の監督就任を発表した。クラブは前日にツイッター(Twitter)でサッリ氏の招聘(しょうへい)をにおわせていた。

 ツイッターに「新監督はマウリツィオ・サッリ」と投稿したラツィオは前日、火がついたたばこを指に挟む手やトレーニングウエア、銀行の写真などをツイートしていた。元銀行員のサッリ氏は愛煙家で、ベンチではジャージーを着用することで知られる。

 イタリアメディアは、両者が2年契約を結んだと伝えている。サッリ氏は5年間チームを指揮してインテル(Inter Milan)に去ったシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)前監督の後任となる。

 セリエAの今オフシーズンは監督の交代が相次いでおり、10位以内で指揮官が留任したのはACミラン(AC Milan)とアタランタ(Atalanta)のみとなっている。

 2015年から2018年まで指揮したナポリ(SSC Napoli)時代に「サッリボール(Sarriball)」と呼ばれるスタイルで名声を確立したサッリ氏は、その後1年率いたチェルシーでヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)を制し、監督として初タイトルを獲得。2019年はユベントスでリーグ制覇を果たしたが、昨夏に1シーズンで解任された。(c)AFP