【6月10日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)の男子シングルスに出場しているノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は9日、通算58度目の対戦となるラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)との準決勝は、「最大のライバル」との「最高の戦い」になるだろうと述べた。

 準々決勝でマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)を6-3、6-2、6-7(5-7)、7-5で下し、ジョコビッチが四大大会(グランドスラム)通算40度目の4強入りを果たしたことで、11日には待望の一戦が実現することになった。

「キャリア最大のライバルには、おそらくラファを選ぶだろう」とコメントした世界ランキング1位のジョコビッチは、「彼と試合をする際の期待感は、どんな試合やサーフェス、場所でも他の選手が相手のときとは常に異なる」と話し、「最高の試合にしよう」と続けた。

 15年に及ぶライバル関係の中で、ジョコビッチはナダル相手に29勝28敗の戦績を誇るが、全仏オープンでは1勝7敗、クレーコート全体でも7勝19敗と負け越しており、最後に赤土でナダルに勝ったのは5年前のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2016)となっている。

 一方のナダルは準々決勝でディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)に6-3、4-6、6-4、6-0で勝利し、全仏オープンでの通算成績を105勝2敗としたが、このうち1敗は2015年大会でジョコビッチに喫したものとなっている。(c)AFP