【6月10日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)のアジア2次予選は9日、各地で試合が行われ、グループHの韓国はスリランカに5-0で大勝し、先日亡くなった元同国代表の柳想鐵(Sang-Chul Yoo、ユ・サンチョル)氏を追悼した。

 柳氏の訃報から2日が経過した同日、高陽(Goyang)にスリランカを迎えた韓国は、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に所属する孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)がベンチから見守る中、金信旭(Shin-Wook Kim、キム・シヌク)の2得点などで勝利を収めた。

 2002年のW杯日韓大会(2002 World Cup)でチームのベスト4入りに貢献した柳氏は膵臓(すいぞう)がんで闘病中だったが、49歳で息を引き取った。

 試合前のスタジアムでは黙とうがささげられ、柳氏を追悼する映像も流された。韓国の選手たちは喪章を腕に巻いて試合に臨み、金は14分に先制点を奪うと、チームメートと一緒に柳氏の名前と背番号がプリントされたユニホームを掲げた。

 レバノンが終盤の失点でトルクメニスタンに敗れたため、勝ち点3を積み重ねたグループH首位の韓国は2位との差を3ポイントに広げている。(c)AFP