【6月10日 AFP】(更新)ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は、中国の動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」とSNSアプリ「微信(WeChat、ウィーチャット)」について、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が国家安全保障上の懸念を理由に出していた配信禁止令を撤回した。ホワイトハウス(White House)が9日、発表した。

 ホワイトハウスの声明によると、バイデン政権は両アプリの禁止に代わる措置として、「基準に基づいた政策決定の枠組みと、徹底的かつ証拠に基づく分析」を実施し、外国企業が運営するインターネットアプリがもたらすリスクに対処する。

 トランプ前大統領は、両アプリが国家安全保障上のリスクをもたらすと主張。ティックトックについては、米国事業を米企業に売却するよう命じていた。(c)AFP