【6月9日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間9日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は375万28人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億7390万9210人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 8日には世界全体で新たに1万230人の死亡と36万7184人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの2378人。次いでインド(2219人)、アルゼンチン(721人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに59万8326人が死亡、3339万3238人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は47万6792人、感染者数は1703万7129人。以降はインド(死者35万3528人、感染者2908万9069人)、メキシコ(死者22万9100人、感染者243万8011人)、ペルー(死者18万7157人、感染者198万7933人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの568人。次いでハンガリー(309人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(288人)、チェコ(282人)、北マケドニア(262人)となっている。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が118万8521人(感染3422万3154人)、欧州が114万6021人(感染5336万6408人)、米国・カナダが62万4112人(感染3478万8251人)、アジアが51万1996人(感染3774万8608人)、中東が14万5296人(感染878万4128人)、アフリカが13万2978人(感染494万8846人)、オセアニアが1104人(感染4万9816人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP