【6月9日 AFP】フランス政府は9日、新型コロナウイルス対策規制を緩和し、数か月ぶりに飲食店やジムの屋内営業の再開を認めた。また、夜間外出禁止の開始時刻を午後9時から午後11時に遅らせた。同国では新規感染者数が減少傾向にあるとともに、ワクチン接種が進んでいる。

 カフェやレストランでは各テーブルに6人まで座ることができる。夜間外出禁止の措置は、予定通りに進めば今月30日に解除される予定。

 また、フランスへの入国規制も9日から緩和される。欧州連合(EU)圏からの渡航者は、EUが承認したワクチン4種のいずれかの接種を完了していれば、抗原検査・PCR検査の陰性証明が不要となる。当局が承認したのは、英アストラゼネカ(AstraZeneca)、米国のファイザー(Pfizer)、モデルナ(Moderna)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がそれぞれ開発したワクチン。

 EU圏外の米国や英国などからの渡航者には、より厳しい規制が課されるが、ワクチン接種を完了していればやむを得ない理由がなくても入国できる。(c)AFP/Anouk RIONDET