【6月9日 CGTN Japanese】中国工業情報化部と商務部はこのほど、中国は既に40カ国以上にワクチンを輸出しており、「COVAX(コバックス)」(新型コロナウイルスワクチンを共同で購入し、途上国などに分配する国際的な枠組み)に対し、第一弾として1000万回分の中国製ワクチンを提供することを確認したと発表しました。国内のワクチン関連企業は24時間フル稼働で生産に当たっており、ワクチン生産量は大幅に増加しています。

 中国では現在までに、既に21のワクチンが臨床試験段階に入っており、全部で7種類のワクチンが付帯条件付き販売と緊急使用の承認を受けています。工業情報化部消費財工業司の毛俊鋒(Mao Junfeng)副司長は「中国は自国の需要が大きい中、約束通り80カ国以上にワクチン援助を提供し、40カ国以上に輸出している。既に全世界に提供した3億5千万回分のワクチンをベースに、今後もできる限り多くのワクチンを海外に提供していく」と表明しています。

 また、現在既に、中国の企業3社が8カ国と共同生産を展開しているとともに、それ以外に10カ国と共同生産を検討しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News