【6月9日 CGTN Japanese】中国初の火星探査機「天問1号(Tianwen-1)」の着陸エリアの高解像度写真が7日、国家航天局(CNSA)により公開されました。天問1号の着陸プラットフォーム、火星探査車「祝融号(Zhurong)」、周辺地域の様子がはっきりと見て取れます。

 CNSAによりますと、写真は天問1号の周回モジュールの高解像度カメラが2日午後6時に撮影したものです。写真の右上には2つの明るい点があり、うち大きい方は天問1号の着陸プラットフォームで、小さい方は祝融号です。写真中央の明るい点は、火星着陸中に切り離されたバックカバーとパラシュートのコンビネーションです。写真の左下の明るい点は、着陸中に切り離された耐熱底部です。

 祝融号は6日までに火星の表面で23火星日活動し、すべての科学ペイロードが稼働開始しています。周回モジュールは1周8.2時間の中継軌道を周回し、火星探査車の科学探査に中継通信を提供しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News