【6月10日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)恵州市(Huizhou)恵東県(Huidong)の恵東ウミガメ国家級自然保護区は、美しい砂浜を持ち、中国大陸の「最後のウミガメ産卵地」として知られる。古くからウミガメの繁殖・生息域であり、地元の人々から「海亀湾」と呼ばれている。

 同保護区は1985年設立、1992年に国家級に昇格した。この数十年のうちに保護した野生のウミガメは累計8万個以上の卵を産み、約7万匹がふ化、6万匹以上が放流された。今年4月1日から現在までに、完全人工繁殖のウミガメ8匹が千個を超える卵を産んでいる。

 中国は今年、調整後の「国家重点保護野生動物リスト」を発表し、ウミガメを国家1級保護野生動物に引き上げた。(c)Xinhua News/AFPBB News