【6月9日 CGTN Japanese】世界のアジアゾウの数が減少傾向にある中で、中国ではアジアゾウの数が増え続けています。その背景には、生物多様性を推進する中国政府の政策と実践がありました。

 北京師範大学(Beijing Normal University)グローバル共同発展研究院の王宏新(Wang Hongxin)院長は取材に対し、「中国にいるアジアゾウの数は増え続けている。1976年には146頭だったのが現在では約300頭にまで回復しており、これは生態文明建設が成果を挙げている証拠にもなっている」との考えを示しました。

 世界のアジアゾウは不法な狩猟や生息地の減少などにより、過去100年間で90%減少しました。現在、中国はアジアゾウの生息エリアに11の自然保護区を設立しており、その一連の措置がアジアゾウの安定的な増加につながったとされています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News