【6月9日 AFP】東京五輪に向けた陸上エチオピア代表の選考会が8日、オランダ・ヘンゲロ(Hengelo)で行われ、女子1万メートルでレテセンベト・ギデイ(Letesenbet Gidey)が29分1秒03の世界新記録を樹立した。この大会のわずか2日前には、同じ会場でオランダのシファン・ハッサン(Sifan Hassan)が同種目の世界記録を更新したばかりだった。

 2位のツィギ・ゲブレセラマ(Tsigie Gebreselama)より1分以上早くゴールしたギデイは、ハッサンの記録を約5秒上回った。これで5000メートルと1万メートルの世界記録を保持することになったギデイは「世界記録で走れると信じていた」と述べ、「もう一度世界記録の更新に挑戦し、29分を切りたい」と続けた。(c)AFP