【6月9日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)は8日、女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング85位のタマラ・ジダンセク(Tamara Zidansek)が大会第33シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)を7-5、4-6、8-6で破り、スロベニア女子では初の四大大会(グランドスラム)準決勝進出を果たした。

 いきなり2度のブレークを許すも、0-3の状況から逆転で第1セットを奪ったジダンセクは、第3セットの6-6の場面でもブレークポイントを3本セーブ。クレーコートで今季ツアー最多のマッチ17勝を挙げていた好調バドサに対し、2度目のマッチポイントで試合を決めた。

 今大会まで、グランドスラムでは2回戦進出が最高成績となっていたジダンセクは「準決勝に進めてとても幸せ」と喜んだ。決勝進出が懸かる次戦は、第31シードのアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)と対戦する。(c)AFP