【6月8日 AFP】東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)の橋本聖子(Seiko Hashimoto)会長は8日、東京五輪の取材に当たる海外メディアについて、全地球測位システム(GPS)を用いて行動を管理する方針を示した。規則に違反した場合は、取材許可証を剥奪する可能性もあるとしている。

 開幕まで6週間余りとなった東京五輪の関係者らは、懐疑的な態度を示す国民に対し、厳格な新型コロナウイルス感染対策を講じれば安全な大会開催は可能だとして、理解を得られるよう努めている。

 五輪取材で来日する約6000人の報道関係者には、入国から最初の2週間について、競技会場や宿泊施設など、訪問予定地の詳細なリストの提出が求められる。

 橋本氏は、申告通りに行動しているかどうか、GPSを使って厳格に行動管理する方針を示した。

 さらに、指定されたホテル以外での宿泊は差し控えるよう要請。指定ホテル数も、当初の予定の350軒から約150軒に減らすとしている。(c)AFP