【6月8日 AFP】大韓サッカー協会(KFA)は7日、2002年のW杯日韓大会(2002 World Cup)で韓国代表のベスト4入りに貢献した柳想鐵(Sang-Chul Yoo、ユ・サンチョル)氏が膵臓(すいぞう)がんのため亡くなったと発表した。49歳だった。

 W杯で準決勝に進み、世界を驚かせた韓国代表の中心的メンバーだった柳氏は、ポーランドとの初戦で得点を挙げて母国を勝利に導くと、チームはその後イタリアやスペインを撃破した。

 訃報を伝えたKFAは「あなたと一緒にいたあの日の歓声と栄光を永遠に忘れない」とコメントを発表した。

 柳氏は韓国のKリーグと日本のJリーグでプレーし、その後指導者に転向。しかし、仁川ユナイテッドFC(Incheon United FC)を率いていた2019年にステージ4の膵臓がんと診断され、数か月後には退任を余儀なくされていた。(c)AFP