【6月5日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)の南米予選は4日、第7節の試合が行われ、ブラジルは2-0でエクアドルを下し、無敗をキープした。

 65分にリシャルリソン(Richarlison)のゴールで先制したブラジルは、後半アディショナルタイムにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の結果で得たPKをネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が蹴り直しの末に決め、勝利を確定した。

 アレクシス・エレーラ(Alexis Herrera)主審は試合時間残り5分のところで、エクアドルのペナルティーエリア内でブラジルのガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)がアンヘロ・プレシアード(Angelo Preciado)にファウルを犯したとして、FKの判定を下した。

 しかし、長々としたVARによるレビューの結果、エレーラ主審は判定を翻してブラジルにPKを与えた。

 このPKをネイマールが蹴るとGKアレクサンデル・ドミンゲス(Alexander Dominguez)が緩いシュートを悠々とストップ。エクアドルはその後攻めに出たものの、ここでエレーラ主審はドミンゲスがシュート前にゴールラインより前に出たとしてPKの蹴り直しを宣告した。

 蹴り直しとなったネイマールだったが、今度はドミンゲスの逆を突いて得点を挙げた。

 この勝利で今予選首位に立つブラジルは、こちらも無敗で2位につけるアルゼンチンとの勝ち点差を4に開いた。さらに2ポイント差の3位にはエクアドルが続いている。(c)AFP