【6月5日 AFP】陸上女子100メートルハードルのリオデジャネイロ五輪金メダリストである米国のブリアナ・マクニール(Brianna McNeal、旧姓ロリンズ<Rollins>)が、ドーピング規則違反で5年間の資格停止処分を科された。不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」が4日に公表した。

 29歳のマクニールは2020年8月15日にさかのぼって科された処分を不服として控訴している間は、今月末に行われる東京五輪の米国代表選考会に出場できるとしている。

 この不服申し立てについては、7月23日の五輪開幕前に審理が行われる予定となっている。

「結果管理プロセス内の不正」で資格停止処分を受けたマクニールにとっては、これが2度目のドーピング規則違反となった。

 マクニールは、2016年の抜き打ち検査で居場所情報の申告義務を3度破り、米国反ドーピング機関(USADA)から1年間の出場停止処分を科せられたことがあり、その際には2017年の第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)の出場を逃した。(c)AFP