【6月5日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間4日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は370万4003人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億7207万1490人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 3日には世界全体で新たに1万595人の死亡と48万7550人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの2713人。次いでブラジル(1682人)、米国(589人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに59万6434人が死亡、3332万6410人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は46万9388人、感染者数は1680万3472人。以降はインド(死者34万702人、感染者2857万4350人)、メキシコ(死者22万8362人、感染者242万6822人)、ペルー(死者18万5380人、感染者196万8393人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの562人。次いでハンガリー(308人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(284人)、チェコ(281人)、北マケドニア(261人)となっている。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が117万650人(感染3358万797人)、欧州が113万9837人(感染5312万7297人)、米国・カナダが62万2063人(感染3471万2854人)、アジアが49万4808人(感染3702万8726人)、中東が14万4023人(感染868万8851人)、アフリカが13万1520人(感染488万3779人)、オセアニアが1102人(感染4万9188人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP