【6月4日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)の南米予選は3日、各地で第7節の試合が行われ、アルゼンチンはリオネル・メッシ(Lionel Messi)のPKで先制するもチリと1-1で引き分け、首位浮上のチャンスを逃した。

 ホームのアルゼンチンはメッシのシュートが枠に嫌われると、さらに3度にわたってGKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)の好セーブに遭って追加点を奪えず、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)にゴールを決められ追いつかれた。

 アルゼンチンは今回の引き分けで、4日にエクアドルとのホームゲームを控えている今予選で唯一無敗の首位ブラジルとのポイント差を1に縮めた。

 一方、ここまで予選5試合で1勝しか挙げられていないチリは7位に順位を下げ、直接本大会の出場権が与えられる4位とは2ポイント差となっている。

 アルゼンチンの主将メッシは、勝利を逃したものの結果には満足していると述べた。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、3月に予定されていた2試合が延期になったため、約半年ぶりの南米予選となったメッシは、「チームが見せた積極性は良いものだった。期間がこれだけ空いた後だから、プレーするのは簡単じゃなかった」と振り返った。

 また、アルゼンチンの伝説的選手で、1986年のW杯(1986 World Cup)を制した同代表でキャプテンを務めたディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が昨年11月に亡くなってから初めての代表戦ということで、メッシは「ディエゴが亡くなってからは初めてだったから、特別な試合だった」と続けた。

 出場停止処分でエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)を欠くウルグアイは、パラグアイとスコアレスドロー。4位入りを目指す両チームは、7ポイントで並んでいる。(c)AFP