【6月4日 Xinhua News】英教育誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は2日、今年のアジア大学ランキングを発表した。中国は大陸地区の31校が100位以内に入り、清華大学(Tsinghua University)と北京大学(Peking University)が1位と2位を維持した。

 1位の清華大は、初めてトップに立った19年から3年連続で首位の座を守った。北京大も2位を維持した。大陸地区の大学によるトップ2は2年連続。トップ50には15校が入った。

 今年のランキングは30カ国・地域の551校を選定。前年から13%増え、過去最多となった。中国大陸地区からは過去最高の91校がランクインし、日本の116校に続いた。

 香港特別行政区の6校、マカオ特別行政区の2校、台湾地区の38校もランクインした。うち、香港大学(HKU)と香港中文大学(Chinese University of Hong Kong)、香港科技大学(Hong Kong University of Science and Technology)はトップ10に入った。

 新規にランクインした大学のうち、中国大陸地区は10校を占め、インドの14校に続く2位となった。

 THEのフィル・ベイティ最高知識責任者(CKO)は、新規ランクイン校の数で中国大陸地区が2位になったことについて、アジアと世界の高等教育界に対し中国大陸の大学が示す教育の質に対する自信が浮き彫りになったと述べた。

 今年のTHEアジア大学ランキングは、世界大学ランキングと同じ13指標を採用。アジアの大学の特徴を踏まえた比率調整を新たに実施し「教学(25%)」「研究(30%)」「知識移転(30%)」「国際性(7・5%)」「産業界からの収入(7・5%)」の5項目でのミッションを評価した。(c)Xinhua News/AFPBB News