35歳になったナダルが全仏3回戦進出、ガスケに17戦全勝
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【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)は3日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-0、7-5、6-2でリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)にストレート勝ちを収め、3回戦に駒を進めた。
ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)では過去13回の優勝を誇り、男子では歴代単独1位となる通算21回目の四大大会(グランドスラム)制覇を目指しているナダルは、この日35歳の誕生日を白星で飾るとともに、世界ランク53位のガスケとの戦績を17戦全勝に更新した。
試合後「もちろん、16連勝の方が16連敗よりましだ。違うかい?」と話したナダルは、「これまでの直接対決で16戦全勝している状況であれば、直接対決の成績が拮抗(きっこう)している相手より少しは自信があるのは当然のことだ」としながらも、「だけど、リシャールをリスペクトしているし、彼の強さは分かっている」とコメントした。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって仏パリでは午後9時から夜間外出禁止令が出されているため、無観客で行われたコート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)でのナイトセッションで、第1セットはガスケがわずか9ポイントしか獲得できなかった。
第2セットではゲームカウント2-5から5-5に追い付くなど一時は巻き返しを見せたものの、第3セットでナダルがブレークに成功して4-2とリードを広げると、ガスケの反撃もここまでとなった。
世界ランク3位のナダルは次戦、キャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)と対戦する。同選手とは今年すでに全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)とクレーコートのバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2021)で顔を合わせており、いずれも勝利を収めている。(c)AFP