【6月3日 AFP】イラン首都テヘラン南部にある製油所で2日、液化ガス管からの漏えいが原因で爆発が起き、大規模な火災が発生した。同市の危機対策当局が国営テレビで明らかにした。

 現地のAFP特派員によると、火災発生から1時間以上たった後も、製油所から炎が上がり、黒煙が立ち上る様子がテヘラン市内から確認できた。

 テヘラン危機対策当局の責任者は国営テレビで、非常用液化ガス管からの漏えいにより爆発が起き、火災につながったと説明。火災は午後7時半(日本時間3日午前0時)ごろ起き、「幸い現時点で死者は出ていない」と明らかにした。

 国営イラン通信(IRNA)によると、火災が起きた製油所は1968年から操業し、処理能力は日量25万バレル。テヘラン製油所(Tehran Oil Refining Company)が所有している。

 メッセージアプリ「テレグラム(Telegram)」上で国営テレビが運営するチャンネルによれば、同社の広報担当者は「製油所での破壊工作をめぐるあらゆる臆測」を否定した。(c)AFP