【6月4日 Xinhua News】中国寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)銀川市(Yinchuan)で、太陽光発電による水電解法としては世界最大となる水素製造プロジェクトが4月から実施されている。同市に本社を置く石炭科学大手、寧夏宝豊能源集団が総合モデル事業として手掛ける。

 太陽光発電で水を電気分解して生成した水素と酸素を化学工業生産システムに直接供給し、原料炭や一般炭から置き換える。化石エネルギーに代わる再生可能エネルギーによる化学製品の生産を実現し、製造過程では二酸化炭素(CO2)や汚染物質が排出されない。

 太陽光で発電した電気が、直流電圧変換器を介して電解槽に送られ、水素と酸素を生成する。各電解槽は最大で毎時千標準立方メートルの水素を製造でき、水の消費量はわずか0・8立方メートルだという。水素製造プラントはこれまでに6基稼働しており、年内に稼働予定の19基と合わせて25基が稼働すれば、毎時2万5千標準立方メートルの水素が製造可能となる。

 水素製造にかかる総合コストは1標準立方メートル当たり1・34元(1元=約17円)に抑えている。同社は、今後も技術革新を通じて生産コストを改善し、化石エネルギーによる製造コストと同水準の1標準立方メートル当たり0・7元まで引き下げるとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News