【6月2日 AFP】スリランカ沖で、シンガポール船籍のコンテナ船「エクスプレス・パール(MV X-Press Pearl)」が起こした火災は1日、ようやく鎮火した。スリランカ海軍が発表した。

 大量の化学物質やプラスチック、化粧品を積んだ同船の火災は20日、コロンボ(Colombo)への入港直前に発生。国際チームが13日間にわたって消火活動に当たっていた。

 同船のコンテナから、膨大な量のプラスチック粒が流出して浜辺を覆いつくし、漁は禁止され、兵士数千人が出て回収作業を行った。スリランカ史上最悪の海洋環境災害となった。

 スリランカ当局は5月31日、今回の火災と海洋汚染をめぐる刑事捜査を開始した。

 映像はスリランカ空軍が6月1日撮影・提供。(c)AFP