【6月2日 AFP】日本など環太平洋連携協定(TPP)の参加11か国は2日、オンライン形式で行われた会議で、英国の加入に向けた交渉を開始することで合意した。欧州連合(EU)を離脱した英国は今年2月、TPP加盟を申請していた。

 TPPは、2018年に日本、カナダ、メキシコ、ベトナム、オーストラリアなど11か国が署名し発効。米国も参加する世界最大の貿易協定になるとみられていたが、米国は2017年、当時のドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が不参加を決めた。

 議長を務めた西村康稔(Yasutoshi Nishimura)経済再生担当相は、英国の加盟により、両国関係が強化されるとの見方を示した。英国のEU離脱を受けて、日英政府は昨年10月、日本とEUの経済連携協定(EPA)をほぼ踏襲する内容のEPAに署名している。(c)AFP