【6月2日 Xinhua News】中国工業・情報化部(工信部)が打ち出した「公共分野車両電動化推進行動計画」の実施が進んでいる。2035年までに公共用車両を全面的に電動化し、燃料電池車の商用化を実現するとした同計画に基づき、工信部は路線バスや都市物流車両、清掃車などの電動化をさらに推進する。主管部門は全面電動化実証都市の申請の受け付けを始め、財政部などの部門との共同で奨励金や補助金による支援政策を検討、公共分野の車両電動化による個人消費の喚起を図る。

 新エネルギー車(NEV)専門家の孫恒政(Sun Hengzheng)氏は、公共車両の設計に当たっては充電とバッテリー交換の両方式を組み合わせ、経済性と効率の向上をはかるべきだとし、「全国的な実証実験の開始は参加する都市の数にかかわりなく、電気自動車(EV)の保有台数と充電・バッテリー交換ステーションの数を大幅に増加させるだろう」との認識を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News