【6月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)は1日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第3シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)はアレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin、オーストラリア)を6-3、6-2、7-6(7-3)で下し、14度目の大会制覇に向けて発進した。

 全仏オープンにおけるマッチ通算成績を101勝2敗とした34歳のナダルは、「アレクセイのような非常に良い選手が相手だったから、とても難しい試合だった。私にとってここでのプレーは、いつだって唯一無二で特別」とコメントした。

 あっさりと2セットを先取したものの、第3セットでは2-5とリードされ、セットポイントを2本しのいだナダルは「あの第3セットをものにできたのは幸運だった。どうやって奪えたのか分からない。試合の序盤も非常にタフだった」と続けた。

 今大会で、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を抜いて単独史上最多21回目となる四大大会(グランドスラム)制覇を果たす可能性があるナダルは、過去16度の対戦で全勝しているリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)と2回戦で対戦する。(c)AFP