【6月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)女子シングルスに出場していたペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が1日、「義務付けられている試合後の会見」で転倒して足首を負傷したため、大会を棄権すると発表した。

 今大会第11シードで、全仏では過去に2回ベスト4に入っているクビトバは、予選勝者のグリート・ミネン(Greet Minnen、ベルギー)との1回戦でマッチポイントをしのぎ勝利したが、その後の会見で負傷してしまったという。

 クビトバは「非常に残念だが、棄権を発表する」と明かし、「日曜日(5月30日)に、義務付けられている試合後の会見で転んで足首を痛めた。そしてMRI検査を受けてチームとよく話し合った上で、残念ながら出場を続けるのは賢明ではないというつらい決断を下した」と話した。

 今後は2011年と2014年に優勝を飾っているウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)までに復帰することを目指していく。クビトバは「信じられないほど運が悪かったが、心を強く保ち、全力を尽くしてグラスコートシーズンに回復を間に合わせたい」とコメントした。(c)AFP