【6月2日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間1日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は355万1488人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億7060万6850人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 5月31日には世界全体で新たに8264人の死亡と38万6023人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの2795人。次いでブラジル(860人)、アルゼンチン(637人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに59万4568人が死亡、3326万4429人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は46万2791人、感染者数は1654万5554人。以降はインド(死者33万1895人、感染者2817万5044人)、メキシコ(死者22万3568人、感染者241万3742人)、英国(死者12万7782人、感染者448万7339人)となっている。

 ペルーは5月31日、医療専門家からなる委員会による調査で、死者数の過小評価があったとの結論が出たことを受け、それまで6万9342人としていた累計死者数を大幅に修正。5月22日時点での実際の死者数は18万764人とされたが、この数字はペルー保健当局が毎日公表しているデータにはまだ反映されていない。

 ペルー以外の国で、人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの308人。次いでボスニア・ヘルツェゴビナ(282人)、チェコ(281人)、北マケドニア(260人)、ブルガリア(254人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が113万5528人(感染5293万1363人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が103万8205人(感染3303万742人)、米国・カナダが62万95人(感染3464万4921人)、アジアが48万3159人(感染3649万2018人)、中東が14万2767人(感染861万4810人)、アフリカが13万632人(感染484万4198人)、オセアニアが1102人(感染4万8804人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP