【6月1日 AFP】ナイジェリア中部ナイジャ(Niger)州で5月30日、武装集団がイスラム神学校を襲撃し、多数の生徒を拉致した。警察と地元住民が明らかにした。

 州政府がツイッター(Twitter)で明らかにしたところによると、襲撃当時、神学校には約200人の児童・生徒がいたが、拉致された人数は確認できていない。

 州警察によると、武装集団はバイクで町に乗り付け、無差別に発砲。住民1人が死亡、1人が負傷した。その後、神学校の児童・生徒を拉致した。

 ある神学校職員によると、武装集団は当初、100人以上の児童・生徒を連れ去ったが、4~12歳の児童は幼すぎるとして帰された。

 州政府もツイッターで、長距離を歩くには幼すぎるとして、児童11人が解放されたと明らかにしている。

 映像は5月31日に撮影された、児童・生徒が拉致されたイスラム神学校。教室には児童や生徒のものとみられる本やバッグなどが残されたままだ。

 ナイジェリアでは5月29日に、北西部の大学から拉致され、40日間拘束されていた学生14人が解放されたばかりだった。(c)AFP