フェデラー全仏OP復帰白星 ウィンブルドン前に「光明」探す
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【6月1日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)は31日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第8シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、予選勝者のデニス・イストミン(Denis Istomin、ウズベキスタン)から6-2、6-4、6-3のストレート勝ちを収め、大会復帰を白星で飾った。
2009年に優勝している全仏でプレーするのは、2016年以降ではこれがわずか2度目となる39歳のフェデラーは、世界ランキング204位につけるイストミンとの戦績を8戦全勝に更新した。2回戦では、過去に10回対戦している旧敵マリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と激突することになった。
2度にわたる膝の手術に加え、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によるツアー中断の影響を受けたフェデラーは、3月のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)で戦列に復帰し、初戦を突破したものの2試合目で敗退。
それ以来の実戦となった先日のジュネーブ・オープン(Gonet Geneva Open 2021)でも、パブロ・アンドゥハル(Pablo Andujar、スペイン)に初戦で敗れていた。
全仏で最後にプレーした2019年大会ではベスト4入りを果たしているフェデラーは、今大会では自身9回目のウィンブルドン制覇に向けた「物差し」のつもりでプレーしているといい、「常に光明や尺度となるのは、良い選手との対戦で良いレベルの試合ができるかどうかだった。ウィンブルドンではそこに到達できることを願っている」とし、「ここでも何かつかめるかもしれない。どうなるかな」と語った。
フェデラーは東京五輪についても言及し、出場する意向を改めて示しながらも「これからの数週間や数か月で状況がどうなっていくか見守っているところだ」と明かした。
また、「気持ちが二つに分かれている。ぜひとも出場したい。世界がもっと良い状況で、大会の開催可否を議論したり、自分も出場するかしないかを考えたりする必要がなければいいのにと思ってしまう」とし、「自分の望みや希望、夢は出場することだ。ただ、それは自分やチーム、家族、そして母国が納得する形でなければならない」と語った。
一方、全仏には過去4回出場していずれも1回戦で敗れていた第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は、油断大敵のアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)を6-3、6-3、7-5で退け、クレーコートでの苦手意識を振り払った。
今大会のドローでは通算13度の大会制覇を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、フェデラーのビッグ3がそろってトップハーフに入っている中、メドベージェフは同じボトムハーフに入っていた第4シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が前日に早くも大会から姿を消しており、状況を生かして上位ラウンド進出を目指している。(c)AFP/Dave JAMES
