【5月31日 CGTN Japanese】中国の有人宇宙船「神舟12号(Shenzhou-12)」が、今年6月に酒泉衛星発射センターから打ち上げられます。宇宙の旅を目前に控えて、乗組員たちの強化訓練が大詰めを迎えています。

 中国初の宇宙飛行士で、現在は中国有人宇宙プロジェクトの副総設計士を務める楊利偉(Yang Liwei)氏は、今回の打ち上げについて、「3人の宇宙飛行士が軌道上で3カ月間滞在し、船外での保守・点検、設備の交換、軌道上での荷重解析などを実施する」と紹介しました。そのうえで、「宇宙飛行士の船外活動は今後、常態化し、活動時間は大幅に増えるだろう」と述べました。

 また、訓練の内容については、「専門知識の習得以外にも、体力を維持するための長時間の無重力訓練など豊富な内容となっている。水中で行う船外活動シミュレーションは、一回につき6時間から7時間の長丁場となることもあり、訓練終了後には箸も持てないほど消耗している時もある」と、その過酷さを語りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News