【5月31日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)衛生健康委員会の陳斌(Chen Bin)副主任は30日、同市政府が開いた記者会見で、21日から30日午後2時までに広州市で新型コロナウイルスの感染者が5人、無症状感染者が21人確認され、全員が広州市第八人民医院で隔離治療を受けていることを明らかにした。

 29日午前0時までに第1回拡大核酸検査がおおむね終了し、225万2600人が検査を受けた。30日午後2時までに感染者20人(無症状感染者19人、確定診断された感染者1人)が確認された。

 陳氏は「21日以降の感染者は、遺伝子解析結果が高度に一致しており、全員が感染力の強いインドで確認された変異株『B・1・617』だった」と述べた。

 ウイルスの感染経路を速やかに断ち切るため、広州市感染予防・抑制指揮部(対策本部)は30日から茘湾区の全員核酸検査を継続した上で、検査範囲を越秀区、海珠区全域、天河区、白雲区、番禺区の重点区域に拡大することを決定した。

 陳氏は「今回の検査範囲の拡大は、29日から広州市で実施されているレベル別感染対策の目標と一致しており、最短期間で重点区域の大規模隔離、大規模核酸検査を実現し、感染経路をタイムリーに断ち切り、感染の連鎖を阻止するためのものだ」と説明した。(c)Xinhua News/AFPBB News