【5月31日 AFP】7月に開幕する東京五輪について、政府が会場入りする観客に新型コロナウイルスワクチンの接種や陰性証明の提示を求める可能性があることが分かった。31日に読売新聞(Yomiuri Shimbun)が報じた。

 同紙が政府関係者の言葉として伝えたところによると、声を出しての応援やハイタッチ、食事、飲酒の禁止も対策として検討されているという。

 観客の入場可否や人数の上限については6月中に決まる見通し。海外客の受け入れはすでに見送られているが、読売新聞によれば、国内の観客も規則に違反した場合は入場を拒否されるか、退場させられる可能性があるという。

 同紙は「厳しい対策により、大会期間中の感染拡大防止を図る」方針だと報じている。

 感染対策の原案では、観客は入場時にワクチンの接種証明書か、PCR検査などの陰性証明書の提示が求められる。検査は観戦前の1週間以内に受けたものでなければならず、費用は自費。マスクの常時着用や入り口での健康チェックも必要で、入場後の大声での応援やハイタッチも禁止の方向だという。(c)AFP