【5月31日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間30日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は353万5376人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億6985万7380人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 29日には世界全体で新たに1万975人の死亡と48万9154人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの3460人。次いでブラジル(2012人)、コロンビア(540人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに59万4306人が死亡、3325万1982人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は46万1057人、感染者数は1647万1600人。以降はインド(死者32万5972人、感染者2789万4800人)、メキシコ(死者22万3455人、感染者241万1503人)、英国(死者12万7775人、感染者448万945人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの308人。次いでチェコ(281人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(281人)、北マケドニア(259人)、ブルガリア(254人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が113万3190人(感染5284万3007人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が103万3182人(感染3280万9364人)、米国・カナダが61万9784人(感染3462万8716人)、アジアが47万5921人(感染3613万3611人)、中東が14万2150人(感染856万9871人)、アフリカが13万47人(感染482万4253人)、オセアニアが1102人(感染4万8562人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP