【5月30日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のユタ・ジャズ(Utah Jazz)で2回の年間最優秀守備選手に輝いたマーク・イートン(Mark Eaton)氏が、64歳で死亡したことが分かった。チームが29日に発表した。

 ユタ州サミット郡(Summit County)の保安官事務所によると、28日夜に同郡で自転車に乗っていたイートン氏は、事故を起こした様子で道に横たわっているところを通行人に発見され、病院へ運び込まれたがその後に死亡した。当局によると、他の自動車やバイクが事故に関わった可能性は低いという。

 身長224センチのイートン氏は1982年のドラフトで4巡目指名されてジャズに入団すると、同チーム一筋でNBA通算11シーズンを過ごし、リーグ屈指のディフェンス力を持つビッグマンとして名をはせた。ブロックショットは歴代4位となる通算3064回。1984年と1985年、1987年、1988年にシーズン最多ブロックを記録し、1984-85シーズンには史上最多となる456ブロックを挙げた。

 1985年と1989年には年間最優秀守備選手になり、1989年にはオールスターゲームにも選出された。ジャズは1995-96シーズンにイートン氏のまとった背番号53を永久欠番にしている。

 またイートン氏は、現在ジャズでセンターを務めるルディ・ゴベール(Rudy Gobert)の指南役も務めていた。(c)AFP