【5月29日 AFP】西アフリカ・マリの憲法裁判所は28日、クーデター後に発足した暫定軍事政権トップのアシミ・ゴイタ(Assimi Goita)大佐を暫定大統領に任命した。

 憲法裁判所は、今週、実権を掌握したゴイタ氏が「暫定大統領の職責を果たして政権移行を完了する」ことを求めた。この決定は、バ・ヌダウ(Bah Ndaw)暫定大統領の辞任により「大統領職が空席」になったためとしている。

 ヌダウ氏とモクタル・ウアンヌ(Moctar Ouane)首相は24日に軍に拘束されて権限を剥奪され、27日に解放されていた。

 ゴイタ氏は昨年9月に暫定副大統領に就任し、他の主要ポストは軍将校らが務めていた。(c)AFP