【5月29日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間28日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は351万3088人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億6890万5450人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 27日には世界全体で新たに1万2736人の死亡と58万6617人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの3660人。次いでブラジル(2245人)、米国(1234人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに59万3288人が死亡、3321万8046人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は45万6674人、感染者数は1634万2162人。以降はインド(死者31万8895人、感染者2755万5457人)、メキシコ(死者22万2657人、感染者240万5772人)、英国(死者12万7758人、感染者447万3677人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの307人。次いでチェコ(281人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(280人)、北マケドニア(258人)、ブルガリア(254人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が113万491人(感染5272万4615人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が102万4435人(感染3249万3431人)、米国・カナダが61万8685人(感染3461万2033人)、アジアが46万7107人(感染3569万2058人)、中東が14万1788人(感染853万4017人)、アフリカが12万9480人(感染480万1165人)、オセアニアが1102人(感染4万8133人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP