【5月28日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2021)は27日、第18ステージ(ロヴェレート~ストラデッラ、231キロメートル)が行われ、EFエデュケーション・NIPPO(EF Education - Nippo)のアルベルト・ベッティオール(Alberto Bettiol、イタリア)が今大会で最も長いステージを制した。

 ベッティオールは、残り26キロの地点で大人数の逃げ集団から抜け出したドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のレミ・カヴァニャ(Remi Cavagna、フランス)を追い抜き、コフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のシモーネ・コンソンニ(Simone Consonni、イタリア)を17秒差で2位に抑えた。

 総合順位で首位に立つイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のエガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)を含むメイン集団は、首位から23分30秒遅れでのフィニッシュとなった。

 大部分が平たんな道となったこの日のステージでは、スタートから1時間で23人の逃げ集団が形成されたため、優勝候補の選手たちは大会が再び山岳ステージに突入する前に体力を回復するチャンスを得る結果となった。

 ゴールまで7キロの地点から独走に成功したベッティオールはこれが自身3勝目で、チームにとっては今大会で初のステージ優勝となった。

 一方、9日連続でマリアローザ(ピンクジャージー)を維持したベルナルは、2014年大会の王者で同胞のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana)が記録した8日連続マリアローザ維持のコロンビア国内記録を更新している。(c)AFP