【5月28日 AFP】2月に自動車事故を起こして脚に大けがをした男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)は、現在のリハビリがキャリア最大の「痛みを伴っている」と明かし、競技に復帰する可能性についてはコメントを避けた。米誌ゴルフ・ダイジェスト(Golf Digest)が27日に報じた。

 米カリフォルニア州で起きた約3か月前の自動車事故で右脚を複雑骨折したウッズは、同誌のウェブサイトに掲載された短いインタビューで、現在のリハビリで目標にしているのは自力で歩けるようになることだと話した。

 元世界ランキング1位でメジャー通算15勝を誇る45歳のウッズは、これまでにも選手生命を長引かせるために腰や膝に何度もメスを入れており、リハビリとは無縁ではない。しかしながら、現在の状況と比べれば以前の方がましだったといい、「これは全く別次元だ」と強調すると、「過去のけがの経験からリハビリのプロセスが長引くと理解しているが、これは今までに経験したことがない痛みを伴っている」と明かした。

 今回の記事では、ウッズが再び治療を受ける必要があるかどうかや、脚が完治して動けるようになるかについては明確にされなかった。

「現在は理学療法で忙しくしている」という同選手は、再びゴルフに復帰できると期待しているか聞かれた際にコメントを避けており、今は支えなしで歩けるようにするのが第一の目標だとして、「毎日ルーティンをこなしている。今の一番の目標は自力で歩けるようにすること。一歩ずつ進んでいく」と答えるにとどまった。

 ウッズはその一方で、リハビリを続ける中で世界中から支援の声を受け取っていて「信じられないような気持ちだ」と話し、「ゴルフ界だけでなく外からもたくさんの支援を受けている。それは自分にとって大きな意味があり、本当に支えになっている」と感謝した。(c)AFP