【5月28日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間27日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は350万321人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億6833万2420人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 26日には世界全体で新たに1万3028人の死亡と55万1955人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの3847人。次いでブラジル(2398人)、米国(1016人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに59万1957人が死亡、3319万1141人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は45万4429人、感染者数は1627万4695人。以降はインド(死者31万5235人、感染者2736万9093人)、メキシコ(死者22万2232人、感染者240万2722人)、英国(死者12万7748人、感染者447万297人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの307人。次いでチェコ(281人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(280人)、北マケドニア(257人)、ブルガリア(253人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が112万8734人(感染5265万1938人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が102万39人(感染3232万5617人)、米国・カナダが61万7308人(感染3455万6657人)、アジアが46万2673人(感染3546万1989人)、中東が14万1351人(感染850万2303人)、アフリカが12万9117人(感染478万5873人)、オセアニアが1099人(感染4万8048人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP