【5月27日 AFP】女子テニスの世界ランキングで7位につけるビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)は26日、腹部の痛みから大事をとって、数日後に開幕する全仏オープン(French Open 2021)の前哨戦であるストラスブール国際(Internationaux de Strasbourg 2021)を棄権すると発表した。

 ストラスブール国際で大会第1シードに入っているアンドレスクは、25日に行われたマリーナ・ザネフスカ(Maryna Zanevska、ベルギー)戦で腹部に痛みを感じながらも6-1、6-4で勝利した。

 20歳のアンドレスクは「腹筋が断裂したような感じが少ししたので、次の試合を棄権する。ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)に向けて無理は一切したくない」とコメントした。

「どんなリスクも冒したくないが、深刻なものではない。少し違和感がある」

 2019年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2019)を制したアンドレスクだが、その後は難しいシーズンを送っている。

 今季は4月のマイアミ・オープン(Miami Open 2021)で決勝に進み、アシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)と対戦するも試合中に負傷してそのまま棄権。その後は新型コロナウイルスに感染していた。

 全仏オープンの本戦は30日に開幕する。(c)AFP