【5月26日 AFP】イタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)は25日、今季ナポリ(SSC Napoli)を率いたジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督が新指揮官に就任すると発表した。

 フィオレンティーナのロッコ・コミッソ(Rocco Commisso)会長は、クラブの公式サイトで「ジェンナロ・ガットゥーゾがフィオレンティーナの新監督になる」と述べ、7月1日から就任すると付け加えた。

 ガットゥーゾ監督は、半年間で2度目の退任が決まったジュゼッペ・イアキーニ(Giuseppe Iachini)監督の後任となる。

 今季開幕時にフィオレンティーナを率いていたイアキーニ監督は昨年11月に一度解任されたが、後任のクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)氏が3月に辞任したことでチームに復帰。だが、13位でシーズンを終え降格を回避した後、チームを離れると明かしていた。

 地元メディアはこの日、シモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督を解任する見通しのラツィオ(SS Lazio)が、ガットゥーゾ監督にとって望ましい行き先だと報じていた。

 今季のナポリはリーグ4位で23日の最終節を迎えたが、ホームでエラス・ベローナ(Hellas Verona)と引き分けてしまい、ボローニャ(Bologna FC)を下したユベントス(Juventus)に追い抜かれて最大の目標だった欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)への出場権を逃した。

 試合後、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス(Aurelio De Laurentiis)会長はすぐにガットゥーゾ監督の解任を発表していた。(c)AFP