【5月26日 Xinhua News】中国の短編動画アプリ「快手(クアイショウ)」を運営する北京快手科技が24日発表した2021年第1四半期(1~3月)決算は、売上高が前年同期比36・6%増の170億元(1元=約17円)だった。快手の中国国内向けアプリとミニプログラムの平均デーリーアクティブユーザー数(DAU)は、前年同期比26・4%増、前四半期比20・0%増の3億7920万人となった。DAU1人当たりの利用時間は前年同期比16・5%増の99・3分で、昨年第4四半期(10~12月)の89・9分から10・5%増加した。ライブ配信は、デーリーアクティブライバー数、DAUともに2桁増となった。

 オンラインマーケティングサービスはオフシーズンの業績も好調だった。売上高は前年同期比2・6倍の86億元となり、総売上高への寄与率が初めて50%を超えた。プラットフォームのスポンサー数は前年同期の2倍以上になった。今年のオンラインマーケティングサービスの重要分野とされるブランド広告収入は、伸び率がオンラインマーケティングサービス総売上高の伸び率を抜いた。

 電子商取引(EC)を含むその他のサービスの売上高は6・9倍の12億元で、うちECの総取引額は3・2倍の1186億元だった。

 収入構造の変化により、粗利益率は前年同期の34・2%から41・1%に改善した。株式報酬支出、転換・償還可能優先株の公正価値変動などの影響を除く季節調整後の当期純損失は49億元で、当期純損失率は28・9%と前年同期の34・9%からやや低下した。(c)Xinhua News/AFPBB News